ヴァンガーディズム。『[名]前衛主義』

いわゆるハイファンタジーを目指す(目標)

剣と魔法、銃、その他諸々。

作成中の新作ゴーストに纏わる設定。ネタバレは特に無し。

設定としての使用については特に制限を設けません。

是非ご利用下さい。

  1. 13、4世紀程度相当。魔術及び科学が並立する。

    技術や治安、社会制度は史実と比べて進んでいたり遅れていたりまちまちではあるので目安程度。

    1. 人間が大多数。エルフ、ドワーフ、ゴブリン等、ファンタジーで馴染みの種族が多数存在する。

      交易あり。

      1. エルフ、ドワーフ、ホビット等、肉体を持ち、人間とコミュニケーションを取る事が出来る(人間が理解できないにせよ、体系だった言語を持つ)知的生命体で

        社会性があって集落を築き、かつ人間と比較的敵対関係でないものを指す。

        かつては亜人の王国に住む人間でない種族を指したが、国家が崩壊し、かつ魔族が殆ど姿を現さない事から、亜人の定義は曖昧なものとなっている。

        (精霊や土着の神等肉体を持たないものは除く)

        人間が明確に認識出来る言語を持たない、オーガやゴブリン等(グループを作る)が亜人に含まれるかどうかは、政策によるところが大きい事から

        学術的な定義ではなく、政治的・恣意的に判断されている。

        (裁判を受ける権利が左右されるため。人間と友好的な関係を築いているゴブリンの集落には、ゴブリンの通訳を養成し、(農奴程度ではあるが)裁判権を

        認めている例がある)

      2. 人間に敵対する、知性あるモンスターを総称して魔族と称する。

        知性の有無は社会的生産行動や会話能力により人間の恣意的に判断される。

        モンスターは多いが、魔族を見かける事は稀である。

    2. 規模の異なる諸国家が林立している大陸及び諸島から構成され、地理的に

      遮断された地域から向こうに異なる宗教を信奉する文明がある。

      交易や戦争を通じての接触あり。

      1. 史実のヨーロッパ及び北アフリカとほぼ等しい。

        モンスターの脅威による行動の制約から、欧州在住者から見た世界は、北はスカンディナビア全域、イングランド、アイルランド

        西はピレネー以東、南は北部アフリカの更に北半分程度(エジプトを含む)~トルコ、東はロシアのモスクワ程度まで。

        東方はシルクロードにより、(魔物の脅威に脅かされるため)陸路で細々とした交易、情報交換が行われている。

        現在のスペインはほぼ魔族の支配地、人間から見た詳細は不明である。

        現在の北ドイツ~ポーランド地域は森の開拓が遅々として進んでいない。

      2. 海上は巨大で危険なモンスターが徘徊しており、水運は沿岸及び河川を中心としている。

        運搬コストは水運の方が本来安価であるが、船舶が撃沈されるリスクがあるため、細々とした利用に留まる。

        陸路は比較的安全だが、大きな街道や橋梁は古人王国時代に三国が築いた高度なインフラの残滓に依存している。

        特に大規模な橋梁は技術が失われ、再建が困難である。

        交通手段の劣悪さも大規模な軍の動員、集結を阻む要因となっている。

    3. 封建主義国家が過半。絶対王政に移行中の国もある。民主主義国家は成立していない。

      (一部の小規模な自治都市等での実績はある)

      フランス革命に類するものは起こっておらず、軍への国民の広い参加はなされていない。

      1. 大規模な国家が成立しているのは人間のみ。

        各種族の小規模なコロニーは多数散在。


        国交は樹立されておらず、魔族側からの干渉も(国家レベルでは)無いため不明瞭だが、魔族の国家もある。

      2. 人間及び多数の亜人の伝承や残存する記録では、人間、亜人(複数種族)、魔族(複数種族)はそれ

        ぞれの王を戴き、王国を築いていたとされている。

        現在以上に高度な文明(魔術及び副次的な地位にあった科学)が発達していたが、三国の争いにより

        前者二つは多大な遺産を亡失させながら崩壊し、(現存すれば)魔族の国は大きく領土を失いながら

        大陸の西端に引き篭もる形となっている。


        人間と魔族、亜人と魔族、人間と亜人…という風に、時には同盟相手を変えながら、戦争のみではない

        様々な手段で競争していたとされ、最終的には人間と亜人の同盟に対し、魔族が行った破滅的な広域

        攻撃魔術(魔術群とも)により文明的にも人的にも大きな打撃を受け、知識や技術も失われてしまった。


        この時代に存在した国家を「古代人王国」(略して古王国)と称する。

        ・人間の王国

         現在の南仏~オーストリア~イタリア半島~ブルガリア~南はトルコ、エジプトまでを支配領域としていた。

        ・魔族の王国

         魔族といっても一種だけではなく、様々な種族の連合国家。

        現在のポルトガル~スペイン~北仏~ドイツ~デンマーク及びアイルランド、イングランド、ウェールズを支配領域としていた。

        ・亜人の王国

         魔族同様、様々な種族の連合国家。現在のスカンディナビア全域~ポーランド~ヨーロッパロシア(ウラル山脈付近)を支配領域としていた。

         現在のスコットランド、チェコ、スロヴァキア、フランス等が主な紛争の発生する地域。

      3. 中央集権国家ではなく、王権が漠然と及ぶ地域を指す。

        測量技術も曖昧なため、国境は現在ほど厳然と画定していない事に注意。

        国教という概念は無いが、王家と居住者(便宜上国民と呼称する)がどちらを

        信仰している割合が多いかを、国名横に(王家信仰/居住者信仰)で記す。

        国民の場合は「多数派」であり、全数ではない。

        地図についても上述の事情から完全なものではない。また、亜人支配地域や

        未踏地域等が地図上では領土となっている部分がある。

        http://nonamefactory.vs.land.to/photos/world_map_vangurdism.png

        (見られない場合、下)

        http://twitpic.com/7bssqi

        ・ヒベルニア王国(アミニ/アミニ)

         現在のアイルランド相当。イングランド、スコットランド両国と非友好的。

        ・イングランド王国(モノト/アミニ)

         現在のイギリスからアイルランド北部、スコットランドを除いた範囲。古来、大陸から渡ってきた

        征服者が王家である。

        スコットランド平定のため、軍役を多数行っているが、亜人と先住民の連合の抵抗により、いまだに

        制圧に至っていない。

        ・スコットランド王国(アミニ/アミニ)

         現在のスコットランドに概ね相当する地域。有力な亜人のグループの長を貴族として遇すなど

        イングランドという外敵の脅威により、(見かけ上は)人間と亜人の融和が最も進んでいる地域。

        ・フランク王国(モノト/モノト、フランドルはアミニ/アミニ)

         現在のフランスに相当する。農業的に豊かな地域であり、国力は強大である。但し、国内での紛争要素が多く

        有力な貴族が大公として、半ば王のように振舞っている地域がある。(フランドル、ブルターニュ)

        ベネルクス三国は未成立のため、フランク領。

        ・ルニテア王国(アミニ/アミニ)

         現在のフランス、ミディ=ピレネー及びその周辺地域に存在した国家。現在は消滅。

        ・東フランク王国((諸国家によりまちまち)/アミニ・亜人独自信仰)

         現在のドイツ及びデンマーク、ポーランドの一部に相当する地域を支配。現在は小国家群に分立しており、事実上消滅している。

        森林の開拓が進んでおらず、亜人の勢力圏となっている地域が多いため、国家群としては非常に弱体。

        フランク、カルマル、イタリア諸都市国家等の侵入を受ける事が多い。

        ・カルマル王国(アミニ/アミニ)

         ノルウェー、スウェーデン及びフィンランドの一部を支配している国家。所謂「北方」と呼ばれる地域。

        強国であり、かつ強力なヴァイキングの根拠地となっており、海に面する地域の殆ど全ての脅威となっている。

        ・イタリアについては、経済的に強力な都市国家が並立している。王国、共和制国家等、様々な政体がある。

        貿易により最も豊かで活発な地域となっている。

        ・オーストリア王国(モノト/モノト)

         旧オーストリア=ハンガリー帝国相当の領土を有す。ただし、東方に行くに従い亜人やモンスターの支配地域が増えるため

        実際の支配力が及ぶ地域は西方半分程度である。ニカイアと紛争が絶えない。

        ・モスクワ大公国(アミニ/モノトとアミニが五分)

         歴史上のモスクワ大公国程度の領土を有す。東方、南方は亜人、モンスター支配地域が多くを占め、豊かな国ではない。

        ・ニカイア帝国(モノト/モノト)

         古代人王国の流れを汲む、古くから続く国家。正式な国号は古代から続く「人王国」である。

        ギリシャ、アルバニア、ブルガリア、旧ユーゴスラヴィア及びコンスタンティノープル地域を有す。

        北方のオーストリア、南方のアナトリアとの紛争が絶えず、東方からのモンスターの侵入も多い事から、余り豊かではない。

        ・アナトリア王国(モノト砂漠派/モノト砂漠派)

         現在のトルコ(コンスタンティノープル除く)地域を支配している。東方からの強力なモンスターに対抗する必要があるため、傭兵団を

        多く雇い入れている。ニカイアのコンスタンティノープルを奪取し、欧州地域を志向している。

        ・イフシード王国(モノト砂漠派/モノト砂漠派とアミニがほぼ五分)

         現在のエジプトに相当する地域を支配している。古代人王国崩壊直後に成立した、長期的に続く国家。

        アナトリアと協調しつつ、マグリブと対決姿勢を取っている。

        ・マグリブ王国(モノト砂漠派/モノト砂漠派)

         北アフリカのモロッコ、アルジェリア、チュニジア、西サハラに相当する地域。元は複数の国家であったが、魔族及びモンスターの

        脅威に耐えかね(欧州地域より強力なものが多い)、一つの国家となった。カタロニアに侵攻し、僅かな領土を得ている。

        建設した都市を城砦化し、魔族の反攻に耐えているとされるが、詳細は不明。

        ・カタロニア王国(不明)

         現在のスペイン及びポルトガル地域。魔族の支配領域とされる。正式な政体等は不明。マグリブとの戦争状態にあるが、東方国境は

        峻険な山脈と、フランク、ルニテアの政策から平穏な状態にある。

        ※現在のポーランドに相当する地域の大半は元来亜人の王国の中心地であった事から、亜人の勢力が非常に強い。亜人の集落群が

        支配しており、鬱蒼とした森林となっている。

        (但し、国家に類するものは現在のところ存在しない。集落の長による評議会が存在し、亜人の王国の名残と言われている)

    4. 内燃機関は概念の研究~試作前段階。採算が取れないため、実用化していない。

      電気は発見されており、魔術による発電が可能な事から小規模な利用が始まっている。

      武装は槍、弓、剣が主流。銃は元込銃が実用化しているが、金属加工技術の遅れから精度が低く

      高価であり、主流となっていない。

      窒素空中固定法が発明されておらず、火薬も黒色火薬が主流。

      日常生活においても魔術を詰める技術が利用できるため、科学は劣勢である。

      1. 大規模な常備軍が成立していないが、魔術の脅威があるため小規模集団での散兵戦術が存在する。

        また、通信技術として魔術が使用可能なため、若干複雑な機動、作戦術が可能。


        火砲は攻城戦向けのものが過半。榴弾の実用化が遅れており、野戦向きのものは殆ど存在しない。

        (魔術で代替可能なため)

    5.  大規模な破壊力を追求する魔術は、76mm程度の榴弾砲程度の威力・加害半径(10~15m程度)及び、数kmの射程を持つ。

      このレベルの魔術を行使する魔術師はごく少数であり、権力に従わないものは危険視され暗殺の

      危険もあることから、王や領主等の兵団に過半が所属しているが、冒険者にも稀に存在する。


       魔術をビンなどの容器や護符等に詰め使用する技術も発達しており、魔力を持たない人間でも限定的に

      魔術を使う事が出来る。容器を割ったり、定められた言葉や動作などで魔術を解放する。

       また、彫刻等により魔術と同等の効果を得る魔術回路の技術も存在する。

      極めて高価だが、金銭さえ調達できれば安定した性能のものを入手でき、鎧等の軽量化や温度調節に

      用いられる場合も少なくない。

      1. 錬金術は史実同様、魂の純度を高めるための術として存在する。

        後述する宗教のいずれかを信奉しているかは錬金術師により異なる。

        錬金術は史実と異なり現実に金を生み出す事に成功しており、コスト面でも金の生産は引き合うものとなっている。

        よって、名のある錬金術師は大抵の場合裕福である。

        ただし、全体的な生産力は決して多いとは言えず、新大陸未発見による金流通量変化を補うものとは成り得ない。

    6. 一神教と多神教がそれぞれ40%程度のシェア、残りは地域の土着宗教。

      但し、ニーメ達が知っている限りの地域では、である。

      1.  アミニ教と便宜的に呼称される、複数の宗教指導者を糾合して成立した宗教。

        宗教施設は「寺院」と呼ばれる。

         歴史は古く、源流は古代人王国の頃から存在すると言われる。

        比較的寛容かつ現実主義的路線を取っており、他の土着宗教に対しては緩やか

        に取り込む形を取る。(抵抗された場合は苛烈な路線をとることもある)

        信徒は大半が人間であるが、一部の亜人も信徒として抱えている。

        指導的立場にある宗教者を「僧侶」と呼び、複数の神から力を借りる事が

        出来る。宗派によるが、アルコールやドラッグ、婚姻に対しても比較的寛容。

         冒険者の立場から見た場合、汎用性に富むが、神の力、本人の信仰、相性等

        で必ずしも万全ではなく、また余程の才能が無い限り最大出力が劣るとされる。

        現世利益寄りであるが、輪廻転生を肯定する立場であり、利益一方ではない。

         アミニと呼ばれる創造神が大地と海を作った後力尽き、その亡骸から光輝

        暗闇、大気、炎、土、水の六柱の神が生まれたとする。光輝の神は生命と天国を

        作り、暗闇の神は寿命と冥界(地獄ではない)を支配するとする。四柱の神は

        四大に対応する。六柱の神を最上とし、場合によっては旧宗教の地域ごとの神を

        取り込んで祭る。(場合によっては六柱の神と同一視することも)

        創造神は既に滅んだものであるから、感謝は捧げるが、祈ったり力を借りようと

        する事は無い。

        六柱の神の力のバランスにより世界が成り立っているという考えから、神殿では

        基本的には全ての神を祭り、それぞれの僧侶は神々との相性がある。

         多神教を信仰する宗教者の冒険者としての職業は「僧侶」と呼ばれる。

        モノト教の神は、「光の神」であると認識している。

        (全能の神であると一神教側が信じているのは「迷妄」に過ぎないと考えている)

      2.  元は他の神を認める宗教だったものが、発生地域及び近郊地域の複数の他宗教

        を圧倒し成立した。宗教施設は「教会」と呼ばれる。

         発生は比較的新しいが、その萌芽は古代人王国に遡る。(と自称する)

         他宗教に苛烈で排斥的な態度を取るため、争いが絶えない。禁欲主義を特徴とし

        現世利益以上に魂の救済を主眼とする。支配下の異教徒に対しては改宗を迫り

        人頭税等の政策を行う。

         冒険者の立場から見た場合、安定しかつ最大出力の大きい魔術を提供できる。

        但し、才能に左右される点は変わりはない。輪廻転生には否定的である。

         無誤謬的な性格からか、内部での宗派間の対立は激しく、暴力的な様相を呈す

        事もある。分裂し無いのはアミニ教の脅威の認識によるもののみであり、教義の

        解釈や組織運営等で激烈な内部抗争が行われる事も稀ではない。

        一神教保守派:教皇領を根拠地として持つ、主流派。

        一神教改革派:世俗権威に譲歩し、多神教との対立を回避しようとする現実路線派。日和見主義者と罵倒されることも。

        既存の一神教の勢力基盤から切り離されたため、世俗権威に保護される側となっている。

        一神教砂漠派:東の海峡を渡った、砂漠を含む地域を支配する宗派。王権と神権が一体化している。

        生活を律するような信仰が特徴。保守派、改革派共に敵対している。魔族領に侵攻し、一定の土地を占領している。

        アミニ教の「光の神」はアミニ教が造物主の一側面を把握しているのみで、「深い無知の中にいる」としている。

        同様に、「闇の神」は、堕天した第一の天使(大悪魔)であり、他の神は四大の精霊であると認識している。

         一神教を信仰する宗教者の冒険者としての職業は「神官」と呼ばれる。

    7. 武装または武装に伍する戦闘能力を有し、かつ傭兵団、国家や領主等の兵団に専属で所属していない者。

      職人、商人、農民、学者の専業者またはそれに専属的に雇われている兵ではなく

      遺跡の探索、護衛、貴重品の輸送等を依頼または自発的に行い、生計を立てる者。

      実際は、非常に曖昧な定義であり、冒険者を自称すれば前述の者でも冒険者として取り扱われる場合がある。

      税制上の優遇は殆ど無いため、該当しないもので公的に名乗るものは殆ど存在しない。

      1. 傭兵予備軍、ならずもの、社会不安要素という(しばしば正当な)負の面のみではなく

        古代人王国の遺産発掘による技術進歩の一助、治安維持能力が全土に及んでいない

        権力に代わる護衛として肯定的な評価が半ばしている。


        極めて名士とされる冒険者は貴族階級に引き上げられることもある。

        1. 正確な統計はないため不明であるが、貴族や騎士階級の次男、三男等も存在する。

          基本的には商売等に失敗した者、傭兵団からの逃亡者等、食い詰め者が多数を占める。

          人間のみではなく、亜人も少なくない。

    8. 大金貨、金貨、銀貨、銅貨がある。砂漠も含めた全地域で流通しており、価値はおよそ

      同じ。但し、金含有量等を生産国が変更した場合は変動する。

      貨幣単位はアウルムだが、言葉としては滅多に使われず、価格は金貨○枚、等で表される。

      発行国によって彫られているモチーフが異なる場合がある。

      ・大金貨

       金貨20枚。現代の価値でおよそ24万円程度。

       大抵の場合、王冠・王笏・宝珠(王権の象徴)が彫られている。

      ・金貨

       銀貨12枚。現代の価値で1万2千円程度。

       大抵の場合、六角形(アミニ教を表す)と五角形(モノト教を表す)が彫られている。

      ・銀貨

       銅貨10枚。現代の価値でおよそ千円程度。

       大抵の場合、森(肉類を表す)とブドウ畑(食料と酒を表す)が彫られている。

      ・銅貨

       補助通貨。現代の価値でおよそ百円程度。

       大抵の場合、小麦畑と水車、井戸が彫られている。

    9. 一般的な人間の国家における社会階級を示す。

      売官等により、裕福な非貴族階級が騎士等の地位を得る事も可能である。

      また、亜人は独自の社会階級を持ち、人間の階級に組み込まれることは稀である。

      (対外的には非貴族、非農奴/奴隷として扱われる。但し、亜人の農奴、奴隷も存在する)

      相続については、基本的に長子が相続し(女性の相続を認めるかどうかは国家により異なる)

      第二子以降は神官・僧侶、軍人、外交官等、様々な職業に着く事となる。

      1. 皇帝の血縁を皇族とし、王の血縁は王族と称される。

        王族は皇帝の承認を得ている訳ではなく、他国の承認を以って王族として取り扱われる。

        非常に高位の神官、僧侶は王族に準ずる扱いを受ける。

        また、大公家も同じく王族に準ずる。

      2. 王より爵位を与えられた貴族を指す。

        領土を王より預かり、軍役等の奉仕を行う。二君以上の王より土地を預かり、仕える事は原則的に問題ない。

        順序は、侯爵、公爵、伯爵、子爵、男爵、騎士である。

        比較的位の高い神官や僧侶はこれに準じる。

      3. 最下級の貴族。軍役に積極的に奉仕する。経済力はピンきりである。

      4. 下位の神官、僧侶。教会や寺院の持つ土地及び農奴の奉仕を受ける。

      5. 職人、商人、自由農民(自分の土地を保有する)、冒険者。

        移動の自由を持ち、裁判を受ける権利がある。

      6. 自らの土地を持たず、労働力提供等の義務を持つ。

        所有権は皇帝・王、貴族、騎士、教会・寺院が持ち、売り買いされる事もある。

        裁判を受ける権利はあるが、土地に束縛されており、移動の自由はない。

      7. 両親等の意思により売却された者、戦争等で捕虜となり、身代金を支払われなかった者等が該当する。

        人間、亜人を問わず存在し、大きな都市では奴隷の市も立っている。

        自ら稼いだ金で自分を買い戻し、自由民となる事も可能であるが、収入を得る手段が少ないため困難である。

        東フランク王国圏では、都市に逃げ込んだ奴隷や農奴が1年間捕まらなかった場合、自由民となれる慣習法がある。

        (都市の空気は自由にする) 但し、職を得て生活する事は困難である。

        また、他国に逃亡した奴隷や農奴は(相手国や領主が引き渡しに応じない場合)非常に困難であり、逃亡が成功すれば

        自由民となる事も可能である。これも収入を得る手段の少なさ、モンスター等の脅威により困難である。

    10. 共通語は存在しない。古代人王国語、古代亜人王国語、古代魔族王国語はそれぞれ「方言」程度の認識で、相互に理解できるものであったと言われているため、亜人の古老や古代語が理解出来る知識層には、古代人王国語が通じる。

      1. 古代人王国崩壊後、言語の分化が進み、王国間で若干の差異があり、通じない事もある。

        古代人王国語は知識人であれば通用する。近隣の強国の言語は通じやすい。(イタリア、フランク、アナトリア等)

        種族が「人間」のみである事から、言語の分化は比較的小さい方である。

        (それでも、例えばイングランドとアナトリア等遠隔地は通じない事が多い)

      2. 種族間での独自の言語があるが、地理的な影響は(長寿な種族は特に)小さい。

        遠隔地であっても同族であれば殆ど通じる。古代亜人王国語の使用は古老・知識層に限られる。

      3. 資料が少なすぎるため不明瞭であるが、古代人王国、亜人王国と殆ど差の無いものであったと伝わっている。

        やはり種族間ローカルの言語を持っているとされている。

    11. 慣習法に基づき、明文法はまだ存在しない。法より宗教が、宗教よりは権力が優先される。

      国によって異なるが、殺人等を扱う常設の王立裁判所と、王の命と権力によって地方を巡回する巡回裁判官、地方領主により四期毎に開かれる四季裁判所が一般的。

      また、宗教裁判所の設置を認める王もいる。

      1. 王権に関わる犯罪、貴族に関わる犯罪、重大な犯罪を取り扱う。

        裁判員は家臣が務める。貴族の関わる重大案件だと多大な賄賂が飛び交うこともあるが

        そうでない場合は一定程度公正な裁判が期待できた。

      2. 王に任命される比較的格の低い家臣が行うことが殆どである。

        王立裁判所で取り扱うほどの案件ではないが、四季裁判を待てない案件や、村々の争い等外部の裁定が必要なものを扱う。

        余りに不公平な判決を出すと暗殺の危険がある(村々はそれぞれ武力がある)ので、案件によってはそれなりに公正な裁判が

        期待できた。

      3. 領主が自らの家臣及び領民のために開くもの。

        但し、領主の家臣は同時に貴族である事が多いため、大抵の場合は領民のみが対象となる。

      4. 僧侶や神官に関わる物事を取り扱う。信徒の訴えにより裁定を行うこともある。

        宗派によっては異端審問や破門等もここで取り扱うこともある。

  2. 海に近く、大きな港のある、ある都市国家。

    比較的高級で大きな宿「ライ麦亭」の酒場で「当方冒険者三名(剣士二、僧侶一)、後衛募集」の張り紙を見た貴方は話を聞きに行くことにしました。

    1. 10年近く活動し、難度の高い任務を数多くこなしている。

      任務の成功率は高く、それなりに名の知れたパーティである。

      昔は違う名があったらしいが、今は「狂女のパーティ」と呼ばれている。

      初期からのメンバー三人は健在。他に人間やその他の種族の

      メンバーが過去に加わっていた。

      緩やかに構成員が入れ替わっており、今は他に在籍しているメンバーはいない。


      幾つか外部に友好的なパーティがあり、必要に応じ手を組む事も多い。

    2.  パーティのリーダー。思い切りの良さと、危険への嗅覚を誇る。

       元は高度な科学と魔術、農林業資源に恵まれた豊かな小国の姫。継嗣であり

      女王となる予定だった。王権の継承に関わる権力争いと、混乱に乗じて介入した

      隣国の侵攻及び国軍の一部部隊の反乱で国家が崩壊し、反乱軍に拘束されて

      いた。反乱軍と隣国の関係が悪化し、掃討作戦が行われたどさくさに紛れ、王家

      に伝わる文物の幾許かを奪い返し逃走し、以後様々な仕事で糊口を凌いでいる

      うちに冒険者となった。左手は肘から先が失われている。快楽殺人者。

       得物は剣と義手の指に仕込まれた銃。剣は高度な魔術技術の結晶であり急所

      に対し自動的に追尾する機能、ある程度の耐電気、限定的ながら思考及び会話

      能力を持つ。義手も極めて高度な技術によって作られており、手の機能をほぼ完

      全に果たす。銃は火薬式ではなく、(暴発を防ぐため)魔術による爆轟で葡萄弾を

      射出する形式。威力と引き換えに短射程である。

      弾丸は各指に一発ずつ。装填していない場合、火炎による攻撃が可能。

       防具は金属製薄胴の裏側に竜の鱗を加工し貼り付けた、軽量且つ物理及び

      魔術防御力の高い一品。

       彼女の故国は多神教を国教としており、王族は寄進に熱心であった。

       紋章は王冠を戴いた竜が楯(楯の中はパー・フェス=横二分割(青と白))

      を中央に支える形。(ハプスブルク家の紋章のような感じ)竜の頭は左向。

      フルネームは、「ニーメ=シヴァン・アニェス・トー・ルニテア」(Neeme=Syvain Agne`s Toe Runitea)

      女王として即位していないので、女王としての名前はない。


       外見は褪せた肩までの金髪、余り目つきはよくない。

      美女だが頽廃的な雰囲気。30歳。

    3.  ニーメの相棒。

       元々とある国の騎兵将校を務めていた騎士(下級貴族階級)の次男。女性関係の醜聞で軍を

      去る事になった。最新の軍事教育を受けていた事もあり、的確な指揮能力と正統派

      の剣術を操る。冒険者としての経験も長く、様々な所で顔が利く。槍術、馬術も得意。

      余り得意では無いが長弓を含む弓も扱える。信心深く、パーティの中では一番の常識人。

       得物は剣、高級品で神官の祝福を受け、聖水塗布機能を持つ高級品。防具は

      軽量な鎧、同じく祝福を受けた金属製。官製の支給品を持ち出しているため

      比較的高品質である。左手に小型の楯を装備。

       外見は黒に近い灰色の髪、苦労人そう。

      こめかみに小さな戦傷跡あり。32歳。

      フルネームは、「オレスケーヴィッチ=ヴェイヘル」(Oleszkiewicz=Weiher)


       一神教を信仰するが、余り熱心ではない。

       紋章はパー・ペイル(縦二分割の左が赤、右が黒)、スズメバチ。

    4.  元々由緒ある寺院に使える僧侶であったが、同僚による暴行、後の

      嫌がらせにより出奔し、冒険者となった。僧侶としてのスキルは高く、浄化

      回復、水属性の白魔術を得意とする。21歳。

      中程度のアルコール依存症、バイセクシャルでありリーダーに好意を持つ。

      得物はフレイル、稀にモーニングスター等。

      防具は異国の技術を導入した植物加工の軽量鎧、祝福を施した僧衣。

      パーティの装備に祝福を施し、聖水を生産しているのは彼女。

       祝福や回復、聖水の販売など、商業・サービス業方面でも辣腕を振るい

      パーティに安定した収入を齎している。が、同時にアルコール消費が多量

      のため、平時の支出の大半を彼女が占めている。

      好きなものはニーメと酒、金儲け。多神教であるアミニ教の僧侶である。

      神殿の体制には幻滅しているが、信仰は失ったわけではない。

      (彼女の宗派では飲酒は禁止されていないが、当然ながら過度の飲酒は

      褒められたことではない)

       領土を持たない聖職者なので、紋章は無し。

      フルネームは、「レニ=クリステンセン」(Reni=Christensen)