うち( http://greenfish.futene.net/ )のゴーストなどの「設定」と呼べるものの非まとめ。
設定群の名前は「侵食輪廻の生者葬」になりました。
この文書に対してNYSDL(煮るなり焼くなり好きにしろドキュメントライセンス)を適用します。詳しくは以下のアドレスで。
登場人物による所感1
人類は滅びに瀕していた。
異常気象、砂漠化、食糧危機による人口減少。人間の絶滅は時間の問題。
世界を書き換えた6人+1人のおはなし。
わたしのこと。
「創りだす」力だけを持っていた。
ゆえに、神と名乗ってはいるが、生命誕生以降はあまり世界に関与していない。
ステルス張って孤島で世界鯖を管理してた(主に物理面)。
晩年は病に臥した。
その為、死ぬ運命にあった人間を一人拉致して看病にあたらせた。後の神話に語られる青天である。
死体を偽装して元の居場所に置いたので、拉致された人間の周囲に影響はない(ひどい話だ)。
……そう、「やる気になれば」わたしは世界を救うことだって出来た。
それをしなかったのは、神に頼る世界になってほしくなかったから。
ただ、世界が滅びに瀕したのは、病に倒れて以降鯖管の仕事ができなかったせいで、なにか意図があったわけではない。
っていうか管理人がいなくなった程度で滅ぶとか仕様に穴があるよね! 馬鹿じゃないの?
わたしは次の世界を作るため、世界の種を用意した。アダムとイブ、とも言える。
緑毛の猫女リラと、赤翼持つ少年ノエルを。
彼らが想定通りに動かず、わたし自身を殺すことになるとは思わなかった。
後の神話に語られる、緑卵と赤龍とは彼らのことである。
そもそも神の被造物が神の想定通りに動くなら、人類は滅んだりしない。
ノエルを殺したのは、わたしのこどもたち――人間だ。
ぶっちゃけわたしコイツよくしらないんだけどー。
二人は兄妹。ジェイドとヒナ。
ジェイドは科学者、ヒナは超能力者だった。
「黒陽」は後に「翅の生えたタナトス」にふかーく関わることになる。
ノエルは与えられた力を使って「神の怠惰」をひろく大衆に訴えた。
それを自らの持つ情報(科学/超能力/?)に照らし合わせて「信じた」のがジェイド、ヒナ、黄森の三人。
だがあんな時勢にあんな内容を訴えたのがまずかった。
ノエルは非難され、石を投げられ、ついには殺されかかる。
それを先述の三人が助けるが、ノエルの傷は深く、命を脅かすほどだった。
四人は神の住まう島まで向かい、辿り着いた。
だがそこにいたのは瀕死のシステマーで、彼らの想像する「神」からは程遠く。
リラは神の島で眠っていた。ノエルを待ちながら。
やっと来たノエルは満身創痍で――リラは激怒した。矛先は「神」――わたしへと向かう。
己の首を締めるリラを見て、わたしは告げた。
「わたしを殺せば、管理者権限が手に入る」――この滅びかけた世界をデバッグできる、と。
そもそも、わたしの肉体は普通の人間と変わらず、管理者権限で寿命をいじっているだけ。
「島」――システム端末にアクセスする体力がわたしから失われて久しい。
そしてわたしはさして賢いわけでもなかった。
初めて創造した宇宙を、「バグの出にくい設計」にすることなど出来ず、発露して初めてバグを取り除ける程度。
――10歳の少女には、それが限界だった。
「外の世界」では少女も成長しているだろうが――神であっても「外」と「中」の行き来はできず、「創世神リーベル」はビッグバン(=創造)以前に本体からコピーされたもの。
「青天」――ソラは動揺する。
自分が面倒を見ていた、「ちょっと不思議な子供」が「神」で――「自分を殺せ」、と言うのだから。
彼女が神であることは納得するにしても、「殺す」なら、何故自分を呼んだ?
……ただの、コドモの理不尽な気まぐれ?
それとも、独りは寂しかった?
返事をすることは出来なかった――「黒陽」ジェイドがナイフでわたしを刺した。
そしてわたしはそのまま死んだ――そして、「島」にいた6人に管理者権限が付与された。
「赤龍」ノエルは傷を癒すため地中深くマグマに潜り、「緑卵」リラは絶望のうちに眠りに就いた。
「黒陽」ジェイドは太陽を、「白月」ヒナは月を、創りなおした。
「黄森」は荒野に種をまき、「青天」ソラは大気に還った。
………「豊穣と終焉の双神」? さあね。
旧世界の英雄によって書き換えられた後の世界。
魔法とか精霊とか存在。銃器は火器ではなく魔法的武器。
巷に氾濫する中世RPG的世界観のローファンタジー。世界について特筆してないファンタジーのキャラクタはだいたいここ所属。
所属:「猫と男」「翅の生えたタナトス」「神の羊(アニュス・デイ)」
サナを中心として巻き起こった大火災。
太陽教会の本拠地。
骨を積んだ塔が観光名所。
あの様は圧巻だよ?
父親と姉(アゲハ)と暮らしていた妄想癖のある少女。砂色の髪と金の瞳を持つ。
父親は妻に似た娘たちを見るのが辛くなって失踪。
泉の中の小世界。
石造りの水の都で、林檎農園の娘は革命を起こす。
アクアドームの大地は半球状、天は半球状にえぐれた岩の内側に「星」が瞬いている。
世界が球状で、その内側に半球状の大地がある状態。
その中を「水」が循環している。
アクアドームの住人は水から生まれ水に還る。
水から生えた植物を食べ、水を固めた石の家に住み、万霊節には死者の魂が復活さえする。
死体は1日ほどで水になる。その水を川などに流さず閉じ込めておけば、輪廻から外すことができる。万霊節にも復活しない。
暴走した王家は、死刑を乱発し、死体を泉に返すことをしなかった。
水を循環させるのには「祈り」が必要で、リトゥの母親も祈祷者だった。
リトゥが祈祷者になったので、押し出しでリトゥ母は水に還った。
林檎農園の女性。享年21。
絵を描くのが趣味。
かのんを理不尽な死刑から守るうちに、王家と都を巻き込んだ革命の中心人物となる。
王女とは幼い頃友人関係にあったが、リトゥを剣で刺殺したのは王女である。
死後、母親に変わって「水」の循環を司る祈祷者になった。
現代日本からアクアドームに突如転移した少女。当時12歳。
「異邦人が王家を滅ぼす」という言い伝えによって殺されかけるが、リトゥに守られる。
戦いの末のリトゥの祈りによって元の世界に戻ることが出来た。
サナの姉。
大火災の最初の火災を起こした(放火した)張本人。
彼はサナを救出するため、まず警備に穴を開けようとした。
結果としてサナ救出には成功したが、彼自身は捕らえられ、放火の罪で火焙りの刑に処せられた。
父親が有名音楽家、母親が有名オペラ歌手の音楽サラブレッドなピアニスト。
が、儲けにはならなかった。
父親と母親の間に愛はなく、互いの音楽性(笑)に惚れたという関係。
かといって彼が名声を得られたわけでもなく、栄養失調で失明寸前だった。
彼もまた、サナ・ラズワルドを「演奏」で惹きつけたわけで、両親の関係を再演したのである。
大火災に巻き込まれ死亡。
空を飛びたかった。小鳥の羽が欲しかった。
青空に行けば「全て」があるのだと思っていた。
ある夜、サナは白く光る蝶に導かれ家を抜け出す。
暗い雪の森を駆け抜けて、辿り着いた洞窟にいたのは泉の妖精。
サナの願いを聞いた妖精は言う。
「私に必要なのは、あなただった」私を食べれば、空舞う力を得るだろう、その力で空にゆきなさい、と。
サナは妖精を食べた。
倒れているサナをアゲハが発見、サナは命を脅かすほどの高熱を出していた。
医者を――吹雪の中、医者を呼びに行ったアゲハは帰って来なかった。
目を覚ましたサナは、アゲハの恋人に介抱されていた。
何日か夢とうつつをさまよい、はっきり意識を取り戻して最初に言ったのは「“妹”がいない」という一言。
サナは“姉殺し"の罪の意識から逃れるために自意識を書き換えたのだった。
アゲハの恋人の目を盗んでサナは「妹」探しの旅に出た。
"妹"を探す旅で、サナはバベル島を訪れる。……はずだったのが、彼女は渡航する客船から落ちる。
どうにかバベル島には流れ着いたのだが「女神は虫の翅を持ち海から現れる」という神話に合致してしまったため、現人神として祀り上げられ、島の中央の塔の頂上に軟禁されてしまう。
時間の間隔さえ狂うような軟禁生活の中で、サナはある旋律を聞く。
塔の下の、メーア・トゥルムのピアノの音だ。
毎日作り上げられていく旋律に、ある日サナは言葉をのせる。
それは彼女の魂から出たことばだった。
とうとう曲と詞が完成するという日、大火事が起こる――それはサナを逃がすためのものだったのだが。
下界の全てが火に呑まれていくのがサナには見える――メーア・トゥルムも例外ではない。
彼は炎の中で旋律を奏でていた。そして言葉なくサナを見る、歌え、と。
泣きながらサナは歌った。そしてメロディが止まったとき――サナは全てを知った。全てを思い出した。
自分が殺したのは姉だということも。
妖精が力を貸し与えたのは、自分を踏み台にして空に還るためだったということも。
サナは空高く飛んだ。
飛んで飛んで――寒さに凍え、息もできずに気絶しかかった頃――サナは、遭遇した。
――神に?
それからのサナの行方は、誰も知らない。
ミレイユと彼女の故郷を襲った「災厄」が祓われるまでの顛末。
100年にいちど発生する。
発生エリア(発生地点から球状)の生命体は草一本すら例外なく死滅。出入りも出来なくなる。
エリアの境界に触れると、壁があるかのように感じる。一種のバリア。
無生物、たとえば鉱物などを「押しこむ(微生物が壁に濾し取られる)」ことはできる。
100年ちょうどで影響は無くなり、また別の場所に発生する。
発生場所の規則性は掴めていない。有史(世界書き換え後)以来ずっと観測されている。
原因はいまだ不明。
「妹」探しの旅の途中のサナ・ラズワルドとヨシュア一行が行動を共にした時期がある。
ミレイユとルネスは資金を稼ぎつつ情報収集をしていた。
ヨシュアは太陽教会に聖骨を取られそうになっていた。
三者が出会うのは、果たして必然だったか?
長い旅の末に、一行は太陽教会の本拠地、バベル島へ向かう。
「災厄」へ対抗する道具を手に入れるために。
逃げるのをやめるために。
「黒陽」の再来とも言われた教皇は笑う。
ミレイユ、お前自身が「災厄」だ、と。
ルネス、とうとう骨になってくれたね、と。
ヨシュア、神の羊が悪魔に心奪われるとはね、と。
ミレイユは「災厄」と人間との間に生まれた子供だった。
己が愛すべき故郷に「災厄」を呼んだのか、などと自問していたかは、知る由もない。
道具を手に入れたミレイユは、単身「災厄」のエリア内に入り、樹木状に蔓延していた「災厄」を伐り倒した。
よみがえる街、人々。
外で待っていたヨシュアとともにミレイユが自宅へ帰ると、なぜかミレイユだけが追い出される。
しばらく後に呼び戻されぶーたれながらミレイユが戻る――そこにはケーキがあった。
「Happy Birthday!」
……その日は、ミレイユの誕生日だった。
夜更けにミレイユは家を抜け出し、街を散歩して、教会の屋根へ登った。
至るところではじけて消える光のかけら。
――愛しい故郷よ、さようなら。
ミレイユもまた、光のかけらになって消えていった。
あの子のやったことは、「災厄」を終わらせただけ。
「災厄」が発生した時点で、あの街は終わっていた。
でもあんな消え方はおかしい。
――神がいる?
この、作られた世界に? わたし以外で?
高貴な血筋ゆえに教会島で生贄にされかかっていたところを、ミレイユに助けられる。
主人公のわりに影が薄い。
ミレイユの母親の弟、つまり叔父。 <del>おっさん萌え要員</del>
教会勤務のガンナー神父。各地を飛び回り「悪魔」を討伐していた。
故郷にはたまに帰る程度で、「災厄」発生時も仕事で遠く離れた場所にいた。
親類縁者が全滅して少なからず衝撃を受ける彼のもとに、「君の家族を保護した」という教会の偉い人からの一報が入る。
向かってみれば姪が高級娼婦にされていたよ! 生涯賃金をアレして買い取ったよ!
ルネスは執拗にボディーランゲージで迫るミレイユを必死でかわしながら躾をしなおした。
精神崩壊(価値観崩壊?)していたので、ほとんど再構築したようなものである。
赤毛の少女。「斧持て走る人魚姫」。
優しい両親のもとで、幸せに暮らしていた。
14歳のとき、故郷を襲った「災厄」からただひとり生き延びた。
だが、公式には「災厄」の生存者はいないことになっている。
この世界の赤毛はとても少なく、また遺伝するので、赤毛である、という時点でかなり身元が絞られる。
路地裏で雑巾以下になっていたミレイユを「発見」「保護」したのは「教会」のえらい人。 (参考→ http://bit.ly/kxWorE )
ミレイユは高級娼婦となった。……教会の偉い人に呼び出されてミレイユに再会したルネスの驚きようは想像するとかわいそうになってくるぐらいだね!
ルネスに買い取られたミレイユ、始めのうちは怒っていたが、なだめすかされ飼いならされる内に、「故郷を救う」「ルネスへ金を返す」が彼女の目的になった。
賞金稼ぎ「赤靴のミレイユ」の誕生である。
ルネスの仕事にくっついて賞金首を倒したり荒稼ぎしたりしながら、「災厄」の情報を集める旅を始めるのだった。
サーバの時計が狂いました。
この軸については、わたし(リーベル)のアクセス権限だと閲覧もできないので、なにもかも伝聞。
忘却の城の女王。
永遠の彼方に行けば会えるって。まゆつばにもほどがあるよね。
あきらかに男性なのに女性名ってどういうこと?
責任者出てこい!
……いや、わたしか? どーなんだろ、結局。
終わりがいつか来るのなら、私は後悔したくない。
始まりがいつか来るのなら、悪意に満ちた歓迎を。
死んでもいいから、そばにいたいよ。
……私はいったい誰だったのか、という問いへの、ひとつの答えなのかもしれない。
どうあれ、私は神だった。責任があった。
いまさらどんな真実が出てきたって、私の主観というものは存在したのだから。
ねえ青天、いつかお前と同じ所に行けたなら、私を歓迎してくれますか。
登場人物による所感2
クロード・アズワルド
俺の兄貴。田舎の屋敷で植物学の研究をしていた。
よく手紙をくれた。
今は太陽教会から指名手配されている。
親愛なるジェイク・アズワルドへ
この手紙は君へ無事届いているでしょうか。
挨拶は省くとして――
僕に賞金がかけられたされたことはもう知っているでしょうか。
そのこともあって、僕は僕自身と僕らの屋敷を隠しました。
勝手にこんなことをしてすまないね。言い訳や説明はしない。
詫びにもならないだろうけど、君がもしこの家を必要としたなら、別紙の手順を辿ってくれればいい。
扉を開くことができるのは僕らの血をひく者、つまり君と君の子孫だけだ。
……君にいい相手がいるかどうかは知らないけれど、念のため、ね。
僕への心配は必要ない。
どうか体に気をつけて。
さようなら。
ゼカリアへ
こんなことになって本当に申し訳ないです。
なにか聞かれたら村の全員で知らぬ存ぜぬを通すよう、周知してください。
本当にごめんなさい。
僕はあなたたちへの責任を放棄しました。
こんな奴のことは忘れてください。
そうすれば本当に関わりはなくなる。
登場人物による所感3
すべての幸運の具現の失敗。
これの「悪い」想像はすべて具現する。
想像力は無い。
そんなものに手が届きそうだったのは史上に一人しかいない。
Bad Luckの対。
これの「良い」想像はすべて具現する。
しばしば、「時が止まればいいのに」と言う。
すべての不死の具現の失敗。
これは全てを死なせない、そして生まれさせない。
たとえどんなに歪んでも。
そんなものに手が届きそうだったのは史上に一人しかいない。