自作ゴースト「Inn Vagrant」の脳内世界観


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ご自分の創作に利用したい場合は自由にご活用ください

各自改変可能です

追々加筆・修正がされる場合もございます 申し訳ありません

  1. いわゆる「ファンタジーもの」

    中二病

    「FF」「ドラクエ」な世界をイメージしてもらえれば


    *世界の現状*

    ゲームの「大ボス」的な存在(魔王とか)はいなくて

    それなりに平和だけど、

    深刻なエネルギー不足に直面していて

    国同士の戦争が起こりそうな、ピリピリしたちょっと嫌な雰囲気


    昔は資源も豊富で、その証拠に科学が大変発達したらしいが……

    現在、科学と呼ばれるものは完全に廃れ、エネルギーは魔力頼り

  2.     [北の国]

    [西の国] [都] [東の国]

        [南の国]


    ↑物凄く大雑把な世界地図

    十字型の島に5つの国

    どの国も、国境を出ると広大な砂漠

    (砂漠で囲われてる)

    1. でっかいお城に賑やかな城下町のある、

      RPGゲームでは典型的な「2番目の町」。

      教会にギルド本部、道具屋、魔法屋、宿屋となんでもござれ、

      とにかく行くとワクワクする。いつもお祭り騒ぎ。


      *人種*

      都には特に「住んでる人」というのはいない。

      (宿に泊まる人とかは多いけど)

      お城のまわりに貴族のお屋敷があるくらい。

      通過する町、利用する町、そんな感じ。

    2. イメージはロシア。

      極寒の地。いつも銀景色。さむい。

      北の国の都には、他国から来た富豪がたくさん暮らしている。


      *人種*

      北の国の人たちは、ほぼ全員がガンマン。

      狩猟をして生活している。

      ヨソ者は完全に敵対視して、中々警戒心を解くことはないけど、

      一度心を許せばチームを家族同然と見て、全力で力になってくれる。

      国から出ず、狩猟生活を繰り返しているので、

      世間知らずの田舎者が多い。

      また、強大な「マフィア」が影に存在する国。


      主な職業:ガンマン、ハンター

    3. イメージはヨーロッパ(ドイツ、フランスあたり?)。

      内戦を繰り返して発達した、高度な文明を持つ国。

      都並の戦力の騎士団をもつ。工場が多い。


      *人種*

      西の国の人たちは、いわゆるタカビーな感じ。

      自分が一番偉くて主人公、他の人は脇役という意識を持つ。

      しかし知識が豊富で聡明な人が多いので、あながち間違っていなくもない。

      チームを組めばきっと、頼りがいのある仲間になる。

      武器の種類や数が豊富で、剣技なども盛んな国なので、

      西の国出身の冒険者は多い。


      主な職業:剣士、騎士、僧侶など

    4. イメージは日本。

      森に囲まれた温暖な土地。四季が美しく、食べ物も豊富。

      国の発達をあまり望んでいなく、閉鎖的。


      *人種*

      東の国の人たちはいわゆる江戸っ子。

      気前がよく、細かいことは気にしないがけんかっ早い。

      また伝統や決まりごとを重く見ており、

      それらを侮辱したり軽蔑したりするものを激しく嫌う。

      また、「武士道」という独特の剣士の心得が存在する。


      主な職業:侍、忍者

    5. イメージは東南アジア。

      ジャングルに囲まれた密林。

      大気中に、魔法の源の「マナ」が豊富に存在してる。


      *人種*

      南の国の人たちは朗らかで陽気。

      歌と踊りが好き、きままに暮らすのが一番好き。

      傷付いた見知らぬ旅人も、優しく手当てしてくれる。

      しかし本心はみんなどこか解らない風で、変わり者が多い。

      森の奥には、山賊も存在する。

      古代から魔術が盛んであり、

      他の国から魔法の修行に来る者も多い。


      主な職業:魔術師、盗賊

    6. 砂漠。だだっ広い。砂しかない。

      たまに嵐が吹き荒れるだけ。

      移動するときは馬車を使う。


      定められた道を使わないと、砂漠の民に敵とみなされるので注意が必要。

      足を踏み入れたものは砂漠の女神に命を食べられる、という伝承がある。


      この世界の半分はパダ砂漠。

      昔は緑溢れる豊かな世界だったらしいが、定かではない。

  3. 世界で暮らす、人間以外の主な種族。亜人たち。

    追加予定。

    1. 二足歩行する獣。いわゆる獣人。

      犬、猫の姿をした者が多いが、兎や熊など他にも色々いる。国によって偏る。

      人間と比べ体力があり、若干第六感が強い(多少、その獣特有の能力が使える)。

      人間の次に多い種族。

    2. ホークマン。鷲の翼をもつ人間、もしくは人間の体をもつ鷲。

      岩山などを居住とし、主要武器は斧。空を飛ぶことが出来る。

      性格的には野蛮、もしくは高慢な者が多い(特に男性)。

    3. 人間に近い姿だが、耳が尖っている。また美形が多い。

      森に住み、高い魔力と俊敏さが自慢。

      仲間を作るのを嫌い、一匹狼となるのを好む(エルフ同士では打ち解けあえる)。

      人間というより精霊に近い種族。妖精と仲が良い。

    4. バーバリアン。エルフの亜種だが、精霊よりも魔物に近い。

      知能が低く、同種族間であろうとも、常に臨戦態勢である。

      人型で、エルフのように耳が尖っている。人間よりも筋肉が発達している。

      魔物と判断され、冒険者の手に掛かってしまう者も多い。

    5. 砂漠で暮らす人々。正体は人間だが、一つの種族と呼んでいい。

      ターバンで全身を包み、砂漠を守りながら集落を作って暮らす。

      砂漠に入り込んだ者は容赦なく追い払う。弓や銃などを使用。

      砂漠に伝わる伝説、伝承を信じ、「砂漠の女神」の命に従い行動しているという。

    6. 機械人間。遙か昔に栄えた技術の賜物。

      だが、魔力が人々を支える今の時代にはほぼ存在しない。

      たまにダンジョンや砂漠、ゴミ捨て場などで壊れたロボットが見つかる。

      壊れたロボットでも心臓部がやられていなければ、一応動くようである。(その際は強い衝撃を与えると良い)

  4. 宿屋さん。

    「ベイグラント」「Vagrant」と呼ばれる。

    Vagrant=流れ者。冒険者をやや軽蔑している意味がある。

    パッと見ではマンションのようにも見える、でっかいホテル。

    創業は、昔魔王がこの世に現れてから。


    都より西南の方角にあり、

    お店の周りは森に囲まれてる(森から出るともう砂漠)

    周辺にはここくらいしか宿が無いので、

    多少お値段が張るけどみんな渋々泊まる。


    「休憩」「宿泊」「長期宿泊」が出来る。

    ●「休憩」は宿に入って食堂とか利用していいよとかそういう感じ。

    ●「宿泊」は部屋を貸してくれる。

    ●「長期宿泊」は、年契約でアパート並の部屋を貸してくれる。

    ただし掃除とか料理とかはお客さん任せです。

    ちなみに料金分割払いが出来る。


    コインランドリー、自販機など、現実のホテルに存在しそうな設備も完備。

    この世界の電化製品は、全て木製であり、魔法で制御され稼動している。


    大好きな映画「有頂天ホテル」を意識しております。

    1. ●ロビー

      カウンター。広い。

      たまに吟遊詩人や露店など、路銀稼ぎが現れる。

      冒険者への依頼や、新ダンジョンの情報が貼ってある掲示板も、ここにある。

      受付・結果報告はカウンターへ。


      ●客室

      全30室。番号は101~130まで。

      うちシングル12室、ダブル18室。長期宿泊専用。

      全部屋に簡素な調理場が付いている。


      ●喫煙室

      煙草嫌いなパーティー仲間を持つ、肩身の狭い愛煙家達が集う場所。

      八畳ほどの小さな空間。

      ベンチと灰皿が数点あり、煙草の自販機もある。

      密かな情報交流の場。


      喫煙室の隣がトイレなのは、やや不評である。


      ●コインランドリー

      コインを入れて洗濯。

      通常のコインランドリーのような空間を想像して頂ければ。


      ●シャワールーム

      男女別で、二十数台のシャワーが用意されている。

      すりガラス。


      ●トイレ

    2. ●客室

      全20室。番号は201~220まで。

      うちシングル10室、ダブル10室。


      ●食堂

      2階の3分の1スペースを占めるのがこの食堂である。

      二十数名のおばちゃんと娘達が、厨房でかしましく働いている。

      利用者は食券を購入し、カウンターの前に一列に並んで、順番にメニューを受け取るしくみ。

      長テーブルが多く用意されているので、そこで食事したり話をしたり作戦を練ったり。

      この宿で最も活気の溢れている場所。


      食堂内の空間には、脇に道具屋、武器・防具屋、合成屋がある。

      ここにくれば大体の用事は済ませられる。

      店の詳細は下記に。


      ●道具屋

      衣類、食料などの日用品や、回復用アイテムを販売している。

      コンビニみたいな感じ。


      ●武器・防具屋

      武器と防具が売られているスペース。小規模。

      本当に簡単なものしか手に入らない。

      初心者、用心深い者、合成向け。


      ●合成屋

      一人の錬金術師が経営している合成屋。小規模。

      武器や防具を、別素材と合成して強化する店。

      失敗もたまにあるようだ。


      ●トイレ

    3. ●3階客室

      全30室。301~330まで。


      ●トイレ

      ●コインランドリー

      ●シャワールーム


      ●4階客室

      全40室。ただ4は忌み数なので、501~540まで。


      ●トイレ

      ●喫煙室

    4. 地下は18歳未満お断り。


      ●バー

      ソフトドリンクから高級酒まで揃えた酒場。

      宿の親父と、その息子のタンバが、交代でマスターを勤務。

      夜の情報交換場。

      こちらでも冒険者への依頼が確認・受け付けできる。


      ●賭博場

      丸テーブルがいくつか置いてあるだけ。

      そこでトランプをしようが麻雀をしようが自由なのだが、

      道具などは完全に客任せ。

      というか、最初は酒を飲むためのテーブルだったのだが、

      いつの間にか賭博用になってしまった。

    1. ジョブ。その人のパーティー内での役割。おそらくまだある。


      ●剣士

      長剣、突剣を駆使して戦うナイト。最もオーソドックスな職業。


       └○魔法剣士

         己の剣に魔法の力を付与し戦う。

       └○騎士

         馬に乗って戦う。槍の扱いも得意。

       └○侍

         日本刀使い。一撃必殺の技が多い。


      ●魔法使い

      魔道士。自然の力を利用した、攻撃魔法が得意。


       └○召喚士

         精霊や魔獣を呼び出す。

       └○星占術師

         天体に関した魔法を使う。

       └○死霊術師

         式神や霊魂、死体を操る。


      ●僧侶

      神に仕える神職。回復・補助魔法で仲間をサポート。


       └○薬剤師

         回復アイテムの能力を向上し、治療を行う。


      ●格闘家

      素手や格闘技で戦う戦士。自分の身体能力を強化する技も使う。


       └○修道士

         拳法を使う。「気功」で攻撃・回復も得意。

       └○コマンド

         近接格闘術を使う。銃や火器の扱いにも長ける。


      ●盗賊

      俊敏な盗人。アイテムを盗む、罠を警戒、封印された宝箱を解くなど芸達者。


       └○忍者

         妖術や飛び道具を駆使した、かく乱攻撃が得意。

       └○アサシン

         一撃死の攻撃を仕掛ける、必殺仕事人。


      ●遊び人

      ギャンブラー。何が起こるか解らない、トリッキーな攻撃が得意。


       └○踊り子

         ダンサー。敵を魅了したり、能力を低下させる踊りをする。

       └○吟遊詩人

         歌い手。味方の能力を永続的に上昇させる歌をうたう。


      ●アーチャー

      弓使い。モンスターに対し威力の高い技を使える。


       └○ガンマン

         短銃使い。警戒心も強く、バックアタックを防ぐ。

       └○スナイパー

         長銃使い。目に見えない、攻撃の届かない相手も撃ち落す。


      ●商人

      アイテム回収や、アイテムを使った攻撃が得意。


       └○錬金術師

         土地を利用した魔法を使う。アイテムの合成も出来る。

       └○料理人

         アイテムで様々な食事を作る。魔物を捌くのもお手の物。


      ●魔獣使い

      モンスターを仲間にし、操り、共に戦いを行う。


      ●棒術使い

      棒を使って攻撃。装備する棒によって能力が変化。


       └○ヨーヨー使い

         ヨーヨーで攻撃。ブレイクダンスなどで、敵を魅了することもできる。


      ●エスパー

      超能力で攻撃。状態異常を引き起こす力も持つ。


      ●農民

      アイテム、魔物の素材回収が得意。か弱いので注意。

    2. 冒険者とは


      魔物を狩り、それから取れた素材や、

      ダンジョンに入り込み手に入れた宝を売り路銀を稼ぐ、

      またギルドの依頼をこなし金を手に入れる、戦士のことを指す。

      定職ではなく、戦うフリーターのようなもの。

      この世界では、人口の25%は冒険者らしい。


      一般的には、

      「やくざな仕事」「仕事の無い者がやむを得ず就く仕事」と、

      認められてはいるがやや軽蔑視されている職である。

      また、騎士団など、一部ではバッシングまでされている。

      実際、悪事に手を染めていたが手を引き、冒険者となった者、

      犯罪者として追われているが、冒険者として金を稼いでいる者など、

      身上の明らかでない冒険者は数多い。

      モンスターを狩る姿も、一般人には「野蛮」とみなされてしまう。


      だが、冒険者が縁の下で世界を支えているのは確かである。

      ギルド(冒険者の仕事斡旋場)で市民の依頼を解決、

      武器や防具を購入して経済を潤わせる、

      ダンジョンを攻略し、新たな名所・文明の発見となるなど、その活躍は様々。

      それでも軽蔑が絶えないのは、社会問題のひとつである。

    3. この世界における「魔力」について


      「魔力」とは、「マナ」を利用して魔法を使うときの力量のこと。

      「マナ」とは大気中に存在する気体である。無害。

      魔法使いは呪文を詠唱することによって、この「マナ」を操り、

      炎や氷など様々な形に組み替えて魔法として使う。

      マナは世界のどこかにあるという「マナの樹」から生成されている。

      またこの世界の植物は、光合成によって、酸素と共に微量のマナを放出している。



      また、マナは無臭だが、

      人の手によって魔法として使われると、その人の「匂い」がつき、

      数日ほどその場に「匂い」が留まっているらしい。

      匂いは人間には感じられないが、

      犬や豚など嗅覚の鋭い動物ならば嗅ぎ分けられる。


      これにより、もし魔法を使っての犯罪が行われた場合、

      警察機構は警察犬・警察豚を使って犯人を捜索することになっている。

      この「匂い」は、いわゆる「指紋」のようなもの。

      匂いが残ることは、世間的にはあまり知られていない。

    4. 王宮騎士団とは、「都」の王が持つ軍隊。

      普段は都の警察機構として働いている。

      正装は、騎士団の鎧とマント。マントはその人物の職業により、色が変わる。


      基本的に、騎士団は十数名の小グループに分かれて行動している。

      そのグループごとに、討伐隊、捜索隊、警察隊など役割が振り分けられている。

      新人は警察隊から始め、いろはを学ぶ。成績により他の隊へ配属。

      役割は他にも多いが、よく目にするのはこの3つ。


      ●討伐隊

      魔物や犯罪者を倒す。剣士、騎士の者が多い。

      騎士団を統べる団長も、この隊。


      ●捜索隊

      犯罪者の足取りを捜索し、必要とあらば確保までこなす。刑事。

      騎士団副団長、ヒューガはこの隊。


      ●警察隊

      おまわりさん。都の警備、住民の悩み解決が仕事。


      公務員である騎士団員は、やくざな職である冒険者を嫌っている者も多い。

      たまに冒険者壊滅を掲げ、反対運動や攻撃まで起こるほどである。

      だが、騎士団には戦闘経験を買われた冒険者あがりな者、

      捜索隊では冒険者を信頼し、共に行動する者がいることも、注意せねばならない。

  5. むかし、西の国のいなかのいなかに、錬金術師の男が住んでいました。

    その男はいつもヘンテコなアイテムを作り出しては、

    近所の村へ売りにいき、みんなを楽しませたり呆れさせたりしていました。


    ある日、男は「ぴかぴか光る石」を作る研究をしていました。

    ライトの代わりに使えるものを作ろうと、毎日毎日がんばっていました。

    そして何度かお日様が昇ったある日に、「光る石」は完成しました。

    とてもたくさんの力を集め、熱いほどに輝く石に、男はとても喜びました。

    そして早速みんなを驚かせてやろうと、その石を包んで村に行きました。


    村のみんなの前で包みを解くと、その石はより一層強く光っていました。

    お日様の光を集めてますます輝いた石に、男が触れて見せようとすると、

    石は突然まばゆく輝きました。

    思わずみんな目を瞑ります。


    輝きが治まった頃、男が目を開いてみると、

    触れようとした手が無くなっていました。

    更に周りをよく見ると、地面には一直線に焦げたような線が描かれ、

    その線の上にいた人たちは、みな焦げたり、裂けたり、無くなったりしていました。

    石は、力を集めすぎて、たくさんの熱を出してしまったのだ。

    焦げ臭い自分の腕を見て、男は恐ろしいものを作ってしまったことに気付きました。


    ---


    それ以来、男は家の中にひきこもるようになりました。

    村の人からも、悪魔と呼ばれ、とても嫌われてしまいました。

    男は、自分の作ったもので村の人たちを傷付けたことに、とても悲しんでいました。

    恐ろしい石は、砕こうとしても砕こうとしても、

    その度にたくさんの熱を放射して、どうすることもできません。

    仕方なく家の地下に隠してありました。


    ある日、男の家に、西の国の兵士がやってきました。

    兵士が言うには、王様があの「光る石」を欲しているため、売って欲しいとのことでした。

    男は断りました。

    兵士がいくらお金を見せ付けても、権力を振りかざしても、

    かたくなに断り続けました。

    あの恐ろしいものを人に渡しては、また悲しいことが起こってしまう。

    そう思っていたからです。

    兵士は怒り、王に歯向かうと後悔する、とだけ言い残し去っていきました。


    その日から、おかしなことが起こり始めました。

    静かないなかだったその土地に、

    戦士達や、冒険者達が頻繁に出入りするようになったのです。


    ---


    男は、いなかのいなかの山の中に住んでいました。

    自分の家は、戦士達に壊されてしまいました。

    あの人たちは僕の作った、あの「光る石」が目的なんだ……。

    そう気付いた男は、石を持って、人里から離れて暮らしていたのでした。

    戦士達は、「王様のおふれが出たのでやってきた」と、村の方で喚いています。

    恐らく王様が、あの「石」を手に入れるため、戦士達におふれを出したのです。


    これは誰の手にも渡してはいけない。

    王様が何を考えて、この石を欲しがっているかは知らないけれど、

    力づくでも欲しがるなんて、とてもいいことなんかじゃない。

    男は気弱で、体力もあまり無かったので、

    戦士達を力で追い返すことなど出来ません。

    だからといって、この石の力を使えば、またたくさんの人がいなくなってしまいます。


    男は、山の中に住んでいる魔物達に、

    戦士達をこの山に入れないようにお願いをしました。

    魔物達は、男の背後に恐ろしい力と悲しさがあることを察し、

    快く承知してくれました。

    また、世界にいる他の魔物達にも、

    戦士に石を手に入れることを諦めさせるように伝えました。



    こうして男は、恐ろしい力と魔物を駆使することから、

    徐々に「魔王」と呼ばれるようになりました。